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院長ご挨拶&プロフィール

城西名原訪問クリニックの勢納と申します。 私は、車椅子搬送可能なドクターカーとコミュニケーションスキルを駆使して、ひきこもりの高齢者にも通用するような、在宅医療を提供したいと思って開業いたしました。 どうぞよろしくお願いします。 今日の日本では、国民皆保険や介護保険制度、生活保護などのおかげで、曲がりなりにも「健康で文化的な最低限度の生活」が、たとえ高齢者であっても送れる仕組みになっています。 健康的で文化的な最低限度の生活とは、衣食住と医療が保証された生活です。 しかしその一方で「人はパンのみにて生きるにあらず」という言葉もあります。 高齢者の立場に立って考えた場合「今より先の将来に自分が生き続ける意味はなにか?」という問いを避けて通ることはできないと思います。 これはつまり「今後も医療を受け続ける意味は何か?」という問いでもあるわけです。 このことに対する直接的な答えは難しいかもしれません。 しかし少なくとも、ご本人やご家族が「もっと長生きがしたい」と思っていて下されば、医療を受けることにも提供することにもやりがいが生じてきます。 高齢者は耳が遠かったり、認知能力が衰えていたりして、コミュニケーションに困難を抱えています。 このことが、高齢者の孤独や孤立といった問題の、身体的な原因になっていると思います。 その孤独や孤立が生きる意欲を奪うのではないかと、私は思っているのです。 私どもとのコミュニケーションで、高齢者の孤独や孤立といった感情が少しでも和らぐのではないかということを期待しています。 そしてそのことを通じて生きる意欲につながるのではないかと考えているわけです。 生きがいを見出すという言い方もできるかもしれませんが、もっと素直に「生きていて良かった」と言っていただけるような、医療人としての接し方をしたいと考えているわけです。 つまり、気取った言い方をしますと、私どもの医療で「パン以外のもの」が提供できるのではないかなと考えていまして、そのことを誠実に願っているというわけです。 身近に引きこもりの高齢者の方がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽にご相談いただきたく、お願い申し上げます。ありがとうございました。

勢納先生-プロフィール-スクエア.png
​せのうはちろう

勢納 八郎

城西名原訪問クリニック院長

  • 兵庫県出身

  • 平成元年 名古屋大学医学部卒業

  • 奈良県天理よろづ相談所病院 初期研修

  • 平成3年 名古屋大学大学院第三内科入局(腎臓内科学)

  • 平成7年 偕行会名古屋共立病院入職
    以後
    安城共立クリニック院長
    偕行会透析事業部長/本部長
    偕行会埼玉桶川共立クリニック理事長・院長
    掛川共立クリニック院長
    偕行会城西病院院長/副院長
    日本透析医会専門医
    臨床コーチング研究会認定コーチ・監事
    愛知県透析医会理事
    愛知県医療法人協会常任理事
    等を歴任

  • 平成9年より在宅訪問診療に従事

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